リフォームはまずイメージづくりから

リフォームは、新築に比べてあまり悩む部分が少ないというイメージがあります。新築をするときには何もないところからはじめるわけですから、決めるべきところが大変に多いのは当然です。一方リフォームではあらかじめ骨格のある場所に変更を加えるだけなので、それほど考えなくても、プロの業者などに任せればうまくいうようにも思えてしまいます。ですがリフォームであっても新築であっても、「家を作る」というこははその後の長い生活の大部分に関わる重大ない事項です。大げさかもしれませんがそれこそ「命がけ」で作るくらいの覚悟を持って行うほどの意気込みが欲しいほどです。
しかし日本においては特に、リフォームをするとき最初に話を聞いた一社だけで決めてしまったり、提案もかなりの部分で言いなりになってしまっていることも多いようです。
さきほど「命がけ」という表現をしましたが、これは間違って悪質な業者の手などに家づくりを任せてしまうと、その後の生活において本当に生命の危機にかかわるような事態に遭遇してしまう可能性があるからです。家を作るときの材質に有害なものを使われてしまったり、火災や地震に極端に弱い構造にされてしまったという例も、残念ながら数多く失敗例として報告されています。
家は自分の生命を財産を守る大切なものという意識を忘れず、緊張感を持って望むようにしてください。そのためには、リフォーム後にはどのような住宅にしたいか明確なイメージをまとめておくことが大切です。